沖縄は日本を代表する観光リゾート地として名高いところです。年間を通してたくさんの観光客が集いますが、当サイトでは「うるまの観光」でおすすめの場所をご紹介しています。今回はその中でも国指定史跡に指定されているうるま 市 与那城にある、沖縄 遺跡の一つ仲原遺跡を紹介したいと思います。
うるま市は縄文時代から江戸時代にかけて、非常に多くの人々が生活の拠点とされていた一帯でした。特に伊計島というところには、1998年に国指定史跡となった仲原遺跡があり、竪穴式住宅などが再現をされてみることが可能です。この仲原遺跡で出土した土器は、本州などの遺跡のものとは一線を画しており、大陸文化を色濃く残していることがわかります。竪穴式住居跡は、限りなく昔のままに近いであろうとする再現をされた建物となり、実際に沖縄一帯で暮らしていた縄文人の生活を体験することも可能です。うるまの観光の目玉ともなっており、当時の人々が身に付けていた服に着替えて、火起こしなどに挑めるのがポイントとなります。
仲原遺跡の概要
仲原遺跡の概要を解説すると、当初は史跡のみしかなく、現在のような再現建築などはありませんでした。1988年に偶然発見された仲原遺跡は、学術的に非常に重要な位置づけにあり、本州一帯で目にできる縄文史跡とはまったく異なっています。まず、貝塚というものがないので、漁をして生活をしていなかったことが明らかとなりました。そして紀元前200年頃に本州に伝わった稲作が、すでに沖縄一帯で盛んにおこなわれていたのがわかる痕跡も残っています。
うるま市ではこの貴重な史跡を後世にも伝えるために、市が仲原遺跡公園というスタイルで整備をおこないました。1992年に工事に着工し、計2回の施工で現在に至ります。竪穴住居跡に再現された住居は2期工事にときで、実寸大となっているのがポイントです。うるまの観光では欠かすことが出来ないところであり、夏休みの期間は全国各地からたくさんの方が訪れています。伊計島は美しい海に囲まれた島で、日本最南端のサンゴ礁自生地でもあります。
伊計島内にはリゾートホテルからゲストハウスもあり、スキューバーダイビングを体験できる施設が点在しています。マリンリゾートという顔もあるので、海で遊びつつ、古代の沖縄 遺跡群をみて見聞を広めることもできます。約5キロメートルの全長の島なので、散策を楽しみながら島を一周するのもおすすめです。豊かな自然も魅力で、いいバケーションを楽しめます。